不眠症の改善例

先日いらした患者さん(20代 男性)は、「毎日薬を飲まないと眠れない」という、不眠症の症状で悩んでおり、複数の病院や、自律神経失調症対策専門の整体院に通っても改善が見られないということで来院されました。

不眠症の原因は色々ありますが、睡眠環境(首や背骨に良い寝具かどうか)が強く影響するため、まずは睡眠環境を確認してみました。

・・・すると、「低反発のマットの上で、低反発の枕で寝ています」とのこと!!face07

一般的に、低反発の寝具は身体に良いように広告されていますが、当院に通われている方ならご存知の通り、低反発の寝具は睡眠を妨げるだけでなく、身体の歪みを作ってしまう最悪の寝具です。

そこで早速、低反発のマットの使用を中止して頂くと共に、枕は当院の『首の形の矯正枕』を使用して頂きました。

・・・すると、ナントたった数日で、悩んでいた不眠症が治ってしまって「薬を飲まなくてもぐっすり眠れるようになりました」とご報告頂きました。face02

これほど短期間での改善は珍しいので今回はブログに書いたわけですが、この男性の場合には、業界では有名な整体院に通っても“寝具についての指導は全く無かった”ということが問題です。

日本の多くの整体院では、「施術だけで治す」(物販はしない)ということをウリにしており、「施術以外の方法で治すのは邪道」と考えている先生が多いのですが、実は原因が寝具である場合が非常に多いため、「幾ら通っても治らない」ということになってしまうことが多々起きるのです。face06

どうして治らないのかと言うと、週に一度の一時間の施術の効果よりも、毎晩数時間寝ている間の影響のほうがずっと大きいので、幾ら超絶的なスーパー施術を受けたとしても、毎晩家で寝ている間にまた悪くなってしまうわけなのです。

整体院の先生の「施術だけで治す」という変なプライドによって、多大な治療費と時間を無駄にするよりも、寝具を替えるのに多少の費用はかかっても、短期間で治るほうが結果的にトータルの治療費は少なくて済むし、患者さんにとってもより良心的と言えるでしょう。face02

そういうわけで、当院では、施術を受けに通うことよりも先に、原因と思われる寝具を替えることや、生活環境(生活習慣)の問題点を改めることを積極的に指導していますface01

ちなみに、寝具を替えただけで症状が治った最近の他の例をご紹介しますと、一ヶ月ほど前には、やはり不眠症の70代の女性が2週間で薬が要らなくなりましたし、数ヶ月前には背中の強い痛みでいらした30代の男性が数日で治ってしまいました。

もちろん、全ての症状が寝具で改善するわけではありません。
寝具が原因で起きている症状であれば、寝具を替えることが重要ということです。icon22



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Posted by ホロスの院長. at 2012年06月01日19:03

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