
このところ、連続して「隠れ猫背」の方がいらっしゃいました。
隠れ猫背というのは、背骨の検査をしてみると明らかに猫背が強いのに、立っている姿勢、座っている姿勢など、『見た目の姿勢』は猫背には見えなくて、むしろ姿勢が良く見える人のことです。
このタイプの方は、本人も周りの人も“姿勢がいい”と思っているので、検査をして「猫背ですね」と伝えると、「私は姿勢だけはいいと言われているんですよ(猫背のはずはありません)」とびっくりされます。

では、どうして姿勢が良く見えるのかということで、写真を見て下さい。
左の写真が本来の姿勢のいい方の背骨の状態で、右の写真が隠れ猫背の方の背骨の状態です。
右の写真は明らかに猫背ですよね?
でも、この状態でも服を着ていると、猫背に見えないんです。
一般に、身体が前かがみになって頭が前に出てしまっていると猫背に見えるんですが、右の写真は頭の位置が身体の中心より前に出ていないので猫背に見えません。
ならいいの???
いえいえ、辛そうな部分があるでしょう・・・そう、腰です!
右の写真の背骨は、猫背に対して腰のカーブをギューっときつくすることによって、無理に身体を起こしているわけです。
常に無理に腰を反らせているので腰痛が起こります。

また、腰を反らさなければ普通の猫背になってしまうので、慢性肩こりに悩んでいる方も多いです。

つまり、良いどころか、肩こりも腰痛も両方かかえてしまうのです!!

「姿勢はいいはずなのに、肩こりも腰痛もある」という方、隠れ猫背になっているかもしれないので、整体で要チェックですよ。
