今年になってから、
「R-1ヨーグルト」「塩麹」「トマト」と、連続してブームが起きていますが、この3つはどのスーパーでも直ぐに売り切れてしまうそうですね。
こんなに立て続けにブームになる食品が紹介されることは珍しいですが、以前から度々、
「◯◯に効く!」ということでブームになって品薄になるものの、しばらくすると廃れてしまうということが起きていました。
本当に全ての人に効果があるものならば、廃れずにずっと売れ続けるはずですが、大抵のものは効果が感じられずに飽きられてしまうようです。
それって、「◯◯に効く!」という情報がウソだったのでしょうか?
TVなどでは、少し大げさに報道されることが多いですが、それでも全くのウソということはないはずです。
飽きられてしまう原因の一つは、
『慣れ』です。
例えば、コエンザイムQ10のサプリが爆発的に流行った時期がありました。
私は今でも毎日飲んでいますが、飲むのと飲まないのでは、疲れ方が違います。飲んでおけば夕方以降の疲れが出ないのです。
ところが、多くの人は、「毎日同じような感じ」だと、直ぐにその感覚に慣れてしまうため、「あれ、効かなくなった」と思ってしまうのです。
どんなに美味しいものでも、毎食食べていたら飽きてしまうのと同じです。
一旦「効かなくなった」と思うと、もう試す気にはならないため、次第に廃れてしまうというわけです。
そして、飽きられてしまうもう一つの原因は、
『体質の違い』です。
同じものを食べても、その人の体質によって効果の現れ方が異なるのです。
ある人には劇的に効くものであっても、別の人には全く全然少しも効かなかったりすることも珍しくありません。
そして、効く人のほうが効かない人よりも少なければ、本当に効いている人でも「錯覚かな?」と思ってしまって、続けるのを止めてしまうわけです。
さて、前置きが長くなりましたが、書きたかったのは
“花粉症対策”についてです。
以前から、「花粉症には◯◯が効く」という、飲み物や食べ物やサプリメントなどが紹介されてきましたが、未だに決定打となるものは見つかっていません。
ところが、色々な人に聞いてみると、「私はこれが効く!」という決定打となるものを知っている方も結構います。
原因は、花粉症こそ
『体質の違い』が強く現れるもののため、Aさんには劇的に効くものであっても、Bさんには全く効かなかったりするからです。
例えばヨーグルトの場合には、腸内環境は人によって様々なため、“合う乳酸菌と合わない乳酸菌”があります。
その方にとって合う乳酸菌が入ったヨーグルトであれば、便通が良くなったり、免疫力が上がったり、疲れにくくなったりといった何らかの効果が得られるでしょう。
そこで、「改めてヨーグルトを試そう」とするならば、10日程度同じヨーグルトを食べてみて、身体の変化を感じてみることが必要です。
花粉症対策ならば、少しでも症状が緩和されるものならそのまま摂り続ければよいし、全く変化がなければ別の乳酸菌のヨーグルトをまた10日程度試すということを繰り返すのです。
とても大変な作業のように感じられるかもしれませんが、一旦「これが合う!」というものが見つかれば、それからはずっと悩まなくてよくなるわけなので、探してみる価値はあると思います。
同様に、甜茶やシソなども、その人の体質に合っていれば効果があるでしょうが、合っていなければ全く効かないでしょう。
そんな中、私の患者さんの中で、数名の方が
“劇的に効いた”というものがあるので紹介します。
それは、
メロンリペアという名前の、西洋メロンのサプリメントです。

宣伝するつもりはありませんが、静岡市内なら高田薬局さんで売っています。
このサプリは、発売を開始した最初の年には、お店の中の一番目立つ特等席に山積みになっていたのですが、今では全く目立たないところに寂しく置いてあるものの、レジで「あの~、メロンのサプリってありますか?」と聞けば即座に出てきます。
つまり、当初は花粉症対策の切り札として取り扱いを開始したものの、効く人もいれば効かない人もいたため、翌年からはPRするのを止めてしまったというわけです。(でも、効く人には必需品なので、毎年買いに来る人がいるから聞けば直ぐに出てくる)
これ、効く方にとっては本当に
『飲んだ直後からピタっと症状が治まる』という劇的な効き方をするものの、効かない方には
『全く全然少しも効かない』そうなので、結果が直ぐ分かるということで、是非一度試してみるといいのではと思います。
先日いらした方も、夫婦で試してみたら、旦那さんには劇的に効いたものの、奥さんには全く効かなかったそうです。
ちなみに私は元々花粉症ではありませんが、もう10年以上、“
ビー・ポーレン”という体質改善のためのサプリメントを飲んでいます。そのおかげか、花粉症にならないのはもちろん、風邪をひくことは滅多にないですし、顔の見た目が若いとよく言われます。